AV新法について、素人が思うこと
引っ越しを終えて、やっとリラックスしてPC作業ができる環境が整った。
とは言え、特別ブログに書くこと思い浮かばなかったが、
何も思い浮かばない時に記事を書くことで、本当の実力がでるのでは、と勝手に思っている。
無意味にTwitterを流し見する時間が1日に何度かあるのだが、
その時にAV新法の投稿が目に入った。
超党派みたいなメンバーで署名活動をスタートしました。適正AV業界を守るために、これからいろんな活動を一緒にしていくよ💖
— 中山美里@YouTubeはじめました (@misatonakayama) 2022年6月30日
応援してください&署名お願いします💖
「女優・男優・スタッフが働きやすい「AV新法」にしてください」 https://t.co/Bq8s5OY262 pic.twitter.com/tx8u5cpIeh
この投稿は、適正AV業界を守るための署名活動を行っている趣旨だった。
この投稿のリンク先の文章を引用すると「この法律はAV出演の際に強要被害者となった方が救済されることを焦点として作られたために、今現在、私たちが働く適正AV業界で自ら望んで働く女優たちにとって、働きづらい内容」になっている法律だという。
AV新法の原文はこちら
●性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特則等に関する法律案
法律の文章は言葉の平等性を担保するためなのか何なのか、法学部ではないので詳しくは知らないが、難しい日本語を使うため読みづらい。読点がない長い文章を見ると発狂しそうになるのは文学部の性なのか、とりあえず日本人に優しくない書き方をしているため、わかりやすく書いてくれているものを見ながら原文を見る。
AV出演被害防止・救済法案 概要
この法律を読んだ率直な感想は、これはAVを根絶やしにすることを目標にする人が考えた法律なんだろうなということだ。
・第七条 出演者の性行為映像制作物への出演に係る撮影は、当該出演者が出演契約書等の交付若しくは提供を受けた日又は説明書面等の交付若しくは提供を受けた日のいずれか遅い日から一月を経過した後でなければ、行ってはならない。
・第九条 性行為映像制作物の公表は、当該性行為映像制作物に係る全ての撮影が終了した日から四月を経過した後でなければ、行ってはならない。
撮影を行います。から1ヶ月、撮影しました。から4か月は長い。AVに時事を取り入れることがあるかはわからないが、半年後にはトレンドでなくなっているものを撮影できないのとほぼ変わりない。
AVであっても生業とする人たちは、作品の売り上げで生計を立てているはずだ。様々な準備を経て撮影、編集を終え、販売した利益でかかわった人たちの生活を担保しなければならないはずだ。5か月の空白期間はそれを妨げるのに十分な時間だと感じる。
第十三条3 出演契約の任意解除等があった場合においては、制作公表者は、当該出演契約の任意解除等に伴う損害賠償を請求することができない。
真摯にAV撮影をしているプロダクションや企業が、出演者から一方的にNGを出された際は、一切の不利益を作成側が受け持つこととなる。契約の概念は対等であると考えていたが、この法律はそうではないようだ。
上記のことを踏まえて、この法律はAV出演者を守るという名目で、AV業界を根底から潰そうという恣意性があると感じた。
上の記事を見ると、被害者の立場に立って心を痛めることは普通のことだと思う。性に関しての傷は簡単に癒えるものではないということも認識している。
然るに、本当に規制しないといけないところは、出演者の人権を尊重しないものであったり、悪意をもって騙る企業、また小銭稼ぎで動画共有サイトに性行為を拡散させる素人ではないか。
この法律は、世の中の一部分を切り取って救済した気になっているだけの法律であり、現状にあまりにも即していないと感じる。
一番最初にリンクを付けたTwitterのリンクには法律の改正案が記述されており、堅苦しい政治家の考えた法律よりも現状に即したものだと素人目にも感じるものだった。
近頃は7/10に控えた参議院選挙の真っただ中である。
AV新法の根幹に関わった政治家には今後法律に関わってほしくないので名前を憶えておきたいのだが、これは調べていて感じたことだが、この政治家がこの法律に関わっているだとか、そういった情報はどう入手するのが一番良いのかわからない。自分の力ではただネット検索しか知恵がないため、かなり時間を費やしたり、遠回りしたり、結局わからなかったりする。
ましてやネットで探すと一次ソースがかわかりずらいため、信用にたる情報なのかもあいまいだ。
情報を本当の意味で理解することをネットに妨げられているのではとも感じる。
学が無く損をするのは自分なので、これからも学ぶ姿勢は大事にしたい。
そして選挙期間中に引っ越してしまい、選挙の投票がややこしくなってしまった身だが、何とか投票は行こうと思った。